火に強くなった新マグネシウム

マグネシウムはありふれた金属として地球上に多く存在していますが、金属でありながら燃えやすいという欠点があるため、金属資源として利用するには極狭い範囲と限られていました。
しかし熊本大学が不燃マグネシウム合金を開発したことで、従来のマグネシウム合金の2倍の強度を実現しています。

マグネシウムは軽さと強度の両方を兼ね備えているのが大きな魅力ですが、ロウソクの火でも簡単に燃え出してしまうほど熱に弱いことで「軽さ」と「丈夫さ」が求められる航空機などの素材としては利用出来ませんでした。
しかし「燃えないマグネシウム合金」として開発されたこの不燃マグネシウム合金の性質は純マグネシウムの沸点に達しても燃えることは無いのです。

従来の難燃マグネシウムでも800℃程度が限界でしたが不燃マグネシウムでは1200℃でも炎をあげず、安全性も非常に高いことが分かります。

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